『30日間でおしゃれブログ完成レッスン』7日目は、プラグインの設定を行います。
プラグインとは、ブログに自由に追加できるオプション機能のようなものです。


便利なプラグイン機能ですが、追加や設定には注意事項もあります。
早速、入れるべきプラグインと設定方法、注意事項について詳しく解説していきます。
- プラグイン導入の考え方を学ぶ
- 必要なプラグインをインストールする
- 各プラグインを設定する
もくじ
「プラグイン」導入の考え方
WordPressにおける「プラグイン」とは、無料で自由に追加できるオプション機能のようなものです。
公開されているものをブログに組み込めば、様々な機能を追加することができます。


プラグインは少ない方がいい
便利なプラグインですが、アレもコレもと入れるのはオススメしません。
理由は、プラグインは入れれば入れるほどブログが重くなる原因になる・プラグイン同士が不具合を起こす可能性があるからです。
プラグインについて検索すると、「オススメプラグイン〇選!」などの記事がたくさん出てきますが、本当に必要なものはわずかです。
ブログを便利&有利に運営するためのプラグインについては後ほど解説しますので、それ以外は「どうしても必要だと思った場合」のみインストールするようにしましょう。

プラグインをインストールする方法
プラグインのインストール方法は主に2通りです。
- WordPressの管理画面から検索して有効化する
- プラグインのファイルをアップロードする
WordPressの管理画面から検索して有効化する方法
まずは王道のやり方をご紹介します。
プラグインは、管理画面から簡単に追加することができます。
まず、メニューの【プラグイン】をクリックし、「新規追加」ボタンを押しましょう。
入れたいプラグインを検索する
「プラグインの検索」ボックスにプラグインの名前を入力すると、該当のプラグインが出てきます。
プラグインをインストールして、有効化する
目的のプラグインが表示されたら、「今すぐインストール」ボタンを押します。
しばらくするとインストールが完了するので、そのまま「有効化」ボタンを押しましょう。
これで、このプラグインをブログで使うことができるようになります。
プラグインのファイルをアップロードする方法
続いて、自分でプラグインのファイルをアップロードして使う方法をご紹介します。


「新規追加」からアップロードを行う
プラグインを手動でアップロードするには、まずメニューの【プラグイン】にある「新規追加」をクリックします。
その後、「プラグインのアップロード」ボタンを押しましょう。
Zip形式のプラグインファイルをアップロードする
「ファイルを選択」ボタンを押せば、ファイルをアップロードできます。

まず入れるべきおすすめプラグイン5つ
続いて、インストールするプラグインをご紹介します。


- AddQuicktag
- All In One SEO Pack
- BackWPup
- Table of Contents Plus
- Broken Link Checker


プラグインのインストールにあたり、有効化した時点で画面が切り替わるものがありますが、一旦無視して【 プラグイン 】>「新規追加」画面に戻り、作業を続けて大丈夫です。

最初から入っているプラグインの整理
最初から入っているプラグインには、必要なものと不要なものがあります。
必要なものは有効化し、不要なものは削除しましょう。
- WP Multibyte Patch
- Akismet Anti-Spam

有効化前に更新ボタンが出ている場合は、更新を押して大丈夫です。
- Hello Dolly
- TypeSquare Webfonts for エックスサーバー
その他、契約しているレンタルサーバーによってプラグインが自動でインストールされている場合があります。
これらは、必須なプラグインではありません。ブログが重くなる原因になるので、必要でなければ削除してしまいましょう。

Hello Dolly
「これはただのプラグインではありません」と書かれた、謎のプラグインです。
確かに、これはただのプラグインではありません。
なんと、有効化するだけで「Hello Dolly」という曲の歌詞が管理画面にランダム表示されるようになります…!!

TypeSquare Webfonts for エックスサーバー
エックスサーバーの契約者が使える、WEBフォント表示用のプラグインです。


このプラグインの削除をオススメする理由は2つあります。
- サイトが重くなる
- 月間PV数に制限がある
理由1:サイトが重くなる
プラグインは多く入れるほどサイト自体が重くなってしまいます。
特に、このWEBフォントのプラグインは入れている&使っていると表示が遅くなってしまいます。
理由2:月間PV数に制限がある
「TypeSquare Webfonts for エックスサーバー」は月間2.5万PVまでのサイトにしか使う事ができません。
アクセスが多くなると、自動的にWEBフォントは標準フォントに切り替わってしまいます。

WEBフォントはワンポイントとして使うとおしゃれな場合もありますが、逆に文章などが読みにくくなるケースもあるので注意が必要です。
「どうしても使いたい」という希望が無ければ、削除してしまいましょう。

不要なプラグインを削除する方法
メニューの【 プラグイン 】内にある【 インストール済みプラグイン 】で、プラグインの一覧を確認することができます。
不要なプラグインの「削除」ボタンを押せば、削除完了です。
有効化されているものは削除できないので、「削除」が出ない場合はプラグインを「停止」しましょう。

早速、それぞれの設定方法について見ていきます。
各プラグインの設定方法
1:AddQuicktag
「AddQuicktag」は、記事を書く際によく使う文字装飾などを簡単に呼び出すことができるようになるプラグインです。
このプラグインを使えば、作業の効率が格段にアップします。

AddQuicktagの使い方
メニューの【 設定 】の中に、【 AddQuicktag 】という項目があるのでクリック。
ボタン名と開始タグ(+終了タグ)を入れて、チェックを入れれば記事を作成する時にショートカットとして呼び出すことができます。

2:All In One SEO Pack
「All In One SEO Pack」は、SEOに関する設定をまとめて行えるプラグインです。
- プラグインの機能追加
- サイトの説明文の設定
- noindexの設定
- XMLサイトマップの設定

1:プラグインの機能追加
メニューで【 All In One SEO 】>【 機能管理 】を選択します。
ここでは、「All In One SEO Pack」の機能を追加します。
「XML サイトマップ」と、「ソーシャルメディア」の「Active」ボタンを押しておきましょう。

2:サイトの説明文の設定
次に、メニューの【 一般設定 】を選択します。
下に少しスクロールさせると、「ホームページ設定」という項目が現れます。
ここで、「サイトのタイトル」と「説明文」を入力します。
ホームディスクリプションとは、検索結果に表示されるサイトの説明文のことです。

検索エンジン(GoogleやYahooなど)によってや、パソコンから見るか、スマホから見るかなどでも表示される文字数が異なります。
長い説明文だと省略されてしまい見えないので、できるだけ短い文章でブログの特徴を伝えましょう!

3:noindexの設定
続いて、どんどん下にスクロールすると「Noindex設定」という項目が現れます。
「Noindex」すると、「検索結果には表示させないよ!」とGoogleに伝えることができます。



ブログの全体的な評価を無駄に下げないために、設定は下記のようにしておきましょう。


ここまで設定が終わったら、「設定を更新」ボタンを押しましょう。
4:XMLサイトマップの設定
「XMLサイトマップ」を設定しておくことで、新しく記事を投稿した時や更新したとき素早くGoogle側に情報が伝わるようになります。
メニューの【 All in one SEO 】の中にある、【 XMLサイトマップ 】をクリックして設定を行います。
下記のようにチェックを入れ、更新を行いましょう。
- RSSサイトマップを作成
- 更新を予約(毎日or毎週)
- 投稿タイプ … 投稿・固定ページ
- タクソノミー … カテゴリー・タグ
- 圧縮版サイトマップを構築する
- 仮想 Robots.txt からリンクする
- サイトマップを動的に生成
「更新を予約」は、ブログの更新が少なければ「毎週」「月」でも大丈夫です。

設定が終わったら、「サイトマップを更新」ボタンを押しましょう。
以上で「All In One SEO Pack」の設定は一旦完了です。
この他にも設定するべき項目(サーチコンソール・ソーシャル設定など)がありますが、それらは別のレッスン記事の流れでご紹介します。
3:BackWPup
「BackWPup」は、ブログの中身(記事・画像・テーマなど)を丸ごとバックアップすることができるプラグインです。
定期的にバックアップを取ることで、トラブルがあった時などに備えることができます。

早速、バックアップの頻度や何をバックアップするかの設定を行っていきます。
まずは、【 BackWPup 】内にある【 新規ジョブを追加 】を押してバックアップの設定を行います。
一般設定
「一般」タブで、下記のように設定しましょう。
【チェック項目】… 「データベース」「ファイル」「インストール済みプラグイン一覧」の3か所にチェックを入れましょう。
アーカイブ形式は、Windowsの方は「Zip」、Macの方は「Tar BZip2」がおすすめです。
バックアップの保存方法は「フォルダーへバックアップ」を選択します。

特に触れていない項目については、デフォルトのままで大丈夫です。
設定できたら、「変更を保存」を押しましょう。
スケジュール設定
次に、「スケジュール設定」タブで「バックアップを取るタイミング」を設定します。
更新する頻度に合わせて、バックアップのスケジュールを設定することができます。
手動でのみバックアップを取ることもできます。

ここでは、週に1回自動でバックアップを取る設定をご紹介します。
「WordPress の cron」にチェックを入れ、「スケジューラー」で実行時間の設定を行います。
これで、「毎週」の「日曜の午前3時」に自動でバックアップが行われるよう設定できました。
「変更を保存」を押しましょう。
データベースのバックアップ設定
最後に、「DBバックアップ」タブでデータベースのバックアップ設定を行います。
ファイルの圧縮を「GZip」にして、「変更を保存」を押しましょう。
設定の確認
ここまで設定が完了したら、バックアップの予約ができているかを確認します。
【 BackWPup 】の中にある【 ジョブ 】をクリック。
設定したバックアップが表示されていればOKです。
「次回の実行」欄で、次にいつバックアップが行われるかの確認ができます。
すぐにバックアップが取りたい場合
今すぐバックアップを行いたい場合は、登録しているジョブにカーソルを合わせると「今すぐ実行」というメニューが出てきます。

4:Table of Contents Plus
「Table of Contents Plus」は、記事に目次をつけることができるプラグインです。

目次は、メニューの【 設定 】の中にある、【 TOC+ 】から設定を行うことができます。
基本設定
ここからは目次のデザインや項目の設定になるので、好みで設定していただいても大丈夫です。
今回は今ご覧になっているこのブログの設定を説明していきます。

まず、「①位置」は「最初の見出しの前」を選択します。
「①位置」は目次が挿入される場所です。
記事の導入部分から本文に入る間に目次を入れることで、訪問者が記事全体の流れを確認することができます。

次に、「②以下のコンテンツタイプを自動挿入」は「post」と「page」のみ選択しています。
「post」は固定ページ、「page」は投稿記事を意味します。
続いて、「③見出し」の設定を行います。
見出し部分の表示名を変えることができます。
私は分かりやすいように「もくじ」としています。
ここで入力した文字がそのまま表示されるので、例にあるように「目次」、「コンテンツ」などでもOKです。
「④ユーザーによる目次の表示・非表示を切り替えを許可」にチェックを入れることで、目次自体を開いたり閉じたりすることができるようになります。
表示テキストは分かりやすいものを入れておきます。
また、「⑤最初は目次を非表示」にチェックを入れると記事を開いた時は目次が閉じた状態で表示されるようになります。

さらに下、「⑥階層表示」は、チェックを入れておくと見出しが段落に分かれるので見やすくなります。
「⑦番号振り」は、見出しに番号を振るかどうかの設定です。
必要な部分にだけ自分で番号を振る方が分かりやすいと思うので、このブログではチェックを外しています。
「⑧アンカーリンクにジャンプではなくスクロールする」は目次の項目をクリックした時、「ヌルっとスライドして目的地まで移動する」か「パッと切り替えて目的地まで移動する」かの動作設定です。

その他は、初期設定のままです。
下に「上級者向け」の設定がありますが、こちらも今はノータッチで大丈夫です。
ここまで設定できたら、「設定を更新」ボタンを押しましょう。
5:Broken Link Checker
「Broken Link Checker」は、ブログの中で無効やエラーになっているリンクをお知らせしてくれるプラグインです。
記事の数が増えてくると、いちいちリンク先が無効になっているかの確認をするのは大変です。
“参考サイト”として外部のサイトを紹介したり、アフィリエイトを行った時にリンクが切れた状態が続くと、Googleからのサイトの評価が下がってしまいます。

設定はメニューの【 設定 】内にある【 リンクチェッカー 】で行うことができます。
プラグインを有効化するだけで、自動的にサイト内のリンクをチェックしてくれます。
エラーがあるとお知らせが出て報告してるので、特に設定の必要ありません。
6:WP Multibyte Patch
「WP Multibyte Patch」は、ワードプレスを日本語で安全に使うためのプラグインです。
「Broken Link Checker」と同様、有効化するだけで効果を発揮するため特に設定する必要はありません。
7:Akismet Anti-Spam (アンチスパム)
最後に、「Akismet Anti-Spam」の設定を行います。
このプラグインは、悪質なコメントやスパムを自動で防いでくれます。

コメントを受け付ける設定にしている方は、早速設定していきましょう。
※ すでに「APIキー」を持っている方は、入力すれば設定完了です。
新規に設定を行う場合は、まずメニューの【 設定 】内にある【 Akismet Anti-Spam (アンチスパム) 】をクリック。
【APIキーを取得】ボタンを押します。
別のサイトが開くので、そのまま「ACTIVATE AKISMET」をクリック。
一番左の枠にある、「Get Personal」をクリック。
支払い画面のようなものが表示されますが、無料で使えるのでご安心ください。
まずは①「Akismet Personal」のバーを「¥0」までスライドさせます。
次に、②と③にそれぞれブログのアドレスと名前をを入力し、「CONTINUE~」と書かれたボタンをクリック。
しばらくすると画面が切り替わるので、「Activate this site」をクリックします。
元のWordPress画面に戻るので、「変更を保存」ボタンを押すと設定完了です。

レッスン7日目 まとめ
『30日間でおしゃれブログ完成レッスン』7日目は、プラグインのインストールと設定を行いました。


プラグインは、アレコレ入れてしまうと組み合わせによってはブログ全体に悪影響を及ぼす場合があります。
特に、「入れるだけでブログが早くなる(キャッシュ系)」プラグインは、影響力が大きいのでよく分からないまま入れるのはオススメしません。


もう少し下準備としての設定が続きますが、どれも早めにやっておくことが大切な項目です。
大切なブログを長く有利に運営していくために、ひとつずつ確実に設定していきましょう!