
- LINEスタンプを作るのに必要なものをリストアップ
- LINEスタンプの基本的な作り方を解説
- LINEスタンプをきれいに作るためのコツを紹介
もくじ
LINEスタンプを作るのに必要なもの
LINEスタンプを作るのに、専門的な知識や道具は必須ではありません。
高価なイラスト制作用のソフトを持っていなくても、スマホがあれば紙に描いたものをスタンプにすることもできます。
写真を使ってスタンプを作ることもできます。
LINEスタンプを作るのに最低限必要なものは、次の通りです。
- 元となるイラスト(手描きOK)や写真
- LINEのアカウント
- 楽しいアイデアと制作時間
登録料や販売手数料はかかりません。無料です。
さて、肝心の「元となるイラスト」はどうやって作るのか、次の項で解説していきます。
LINEスタンプ用の画像の作り方
LINEスタンプ用の画像の作り方は、大きくわけて以下の4つです。
- パソコン用のソフト(PhotoShop、Illustrator、SAI等)で作る
- パソコンに最初から入っている機能を使って作る
- スマホのアプリを使って作る
パソコン用のソフト(PhotoShop、Illustrator、SAI等)で作る
パソコンがあれば、イラストでも写真でもかなり自由度の高いスタンプを作ることができます。
とにかく安定!有料ソフト
PhotoShop、Illustrator、SAIなどのペイントソフトがあれば、どんなテイストのスタンプでも作ることができます。
これらは使いこなせれば無敵なソフトたちですが、はじめてスタンプを作る方にとってはどれも高価なものばかり…。
そこでオススメなのが、十分な機能を備えた無料ソフトの利用です。
動作や機能が安定している無料ソフト
GIMP、Inkscape、FireAlpaca といったアプリであれば、無料で高品質なスタンプを作ることができます。
最初は使い方に慣れる必要がありますが、自作スタンプ完成のためにがんばりましょう!
パソコンに最初から入っている機能を使って作る
Windowsであれば「ペイント」、macであれば「プレビュー」の機能を使ってスタンプを作ることができます。
どちらも最初から入っているので、安心して使うことができますね。
ただクオリティや作りやすさで言えば、無料でもソフトを使った方が断然上なのでオススメです。
とはいえ、インターネット環境が無かったり、新しいソフトを入れることができない場合もありますよね。
そんな時はぜひ、標準ソフトでスタンプを作ってみてください。
スマホのアプリを使って作る
スマホさえあれば、アプリを使って簡単にLINEスタンプを作ることができます。
たくさんありますので、オススメなものを紹介していきます。
LINE Creators Studio
LINEが提供する、LINEスタンプ制作用のアプリです。
撮った写真を加工して、スマホ上で審査の申請をすることができます。
Illustrator Draw
PhotoShopやIllustratorといった本格的なソフトで有名な、adobeが提供しているアプリです。
細かく、きれいなイラストを描いてスタンプにする事ができます。
Shuttle Sticker
手描きのイラストをカメラで撮るだけで、あっという間にスタンプが完成します。
驚きの手軽さです。タップするだけで背景を透明にすることもできます。
iPhoneやiPadに対応しています。
アイビスペイントX
iPhoneでもAndroidでも使うことができるイラスト制作アプリです。
手描きのイラストをカメラで撮影し、色を塗ったり背景を透明にすることができます。
LINEスタンプ用の画像サイズと仕様
さて、作り方が決まったら早速作業に入りたいですよね!
とその前に、どんなサイズと仕様でLINEスタンプを作ればいいのかを確認しておきましょう。
サイズを間違えると、せっかく申請しても審査に通らなかったり、希望通りの見た目にならなかったりしてしまいます。
- メイン画像(スタンプを買う時の代表画像)は縦横240ピクセル
- スタンプ画像は最大で横370ピクセル、縦320ピクセル
- トークルームタブ画像(スタンプを選ぶ時の小さな画像)は横96ピクセル、縦74ピクセル
- 画像の形式はPNGのみ(背景が透明であること)
- 画像は1個1MB以下
きれいなスタンプを作るためのコツ
作り方やサイズを確認したら、早速スタンプを作っていきましょう。
初心者の方でもできるだけキレイで高品質なスタンプを作るために、いくつか制作のコツを説明します。
- スタンプの元になる画像は大きめのサイズ(倍以上)で作る
- どんな背景でも見やすくなるように、色や縁取りを工夫する
- 文字は読みやすいサイズや色で入れる
スタンプの元になる画像は大きめのサイズ(倍以上)で作る
実際に申請するスタンプの画像サイズは「横370ピクセル、縦320ピクセル」ですが、原寸大で作ると粗が目立ってしまうことがあります。
例えば、写真や画像を拡大したり200%でコピーしたときに、「実寸大で見るよりもなんだか粗い、モザイクみたいになっている」と感じたことはありませんか?
その逆で、倍以上のサイズで作っておけば画像が縮小された際に、線や塗がぎゅっと圧縮されて、スマホのような小さな画面でみた際もきれいに表示されます。
大きめに作る方が線や文字も書きやすいので、一石二鳥です。
この時注意したいのが、「完成したら縮小されるので、文字は小さくしすぎない」ということです。
心配な場合やうまくいかない時は、文字だけ後から実寸大で入れても良いと思います。
どんな背景でも見やすくなるように、色や縁取りを工夫する
LINEのトーク画面は、みんな色んな背景を設定しています。
白だと見やすい画像も、写真や濃い色の背景、またスタンプと似た色の背景だと目立たなかったりよく分からなかったりしてしまいます。
そこで対策として、白や薄い色(絵が白い場合は黒や濃い茶色など)で画像を縁取ると、どんな背景でもハッキリと見せることができます。
デザイン的に縁取りが難しい場合は、どんな背景でも見やすいかどうかを確認してから申請するようにしましょう。
文字は読みやすいサイズや色で入れる
さきほどと同じで、背景によっては文字が同化してしまい全く読めなくなってしまいます。
また、小さすぎたり細すぎたり、手書きの文字が汚くても、相手に内容が伝わりません。
文字はある程度の太さを保ちながら、縁取りをするなどして見やすくすると使いやすくきれいになります。
完成したスタンプの確認方法
スタンプが完成したら、クリエイターズスタンプ内で実際のトーク画面のように確認することができます。
申請する前や色に悩んだ時は、ぜひ使ってみて下さい!
まとめ:回数をこなせば、自然と上達していきます
私は現在仕事での依頼も含めて10個ほどスタンプをリリースしていますが、毎回色んな反省点があります。

また、ある意味裏技ですが、気に入っているスタンプや見本にしたいスタンプの線の細さや文字を真似することで、自分のスタンプもきれいに作ることができます。
これはパクりではなく参考なので、安心してどんどん真似してみて下さい!
