「webデザイナーに興味があるけど、何から始めたらいいのか分からない…」
「未経験でwebデザイナーとして就職するには、どんなスキルが必要なんだろう?」

もくじ
webデザイナーとは、何をする人なのかを知る
そもそも、「webデザイナー」とは “web制作” において何を担当する人なのでしょうか?

webデザイナーとは、『webページのデザインをする人』ですが、『webページのデザインだけをする人』ではない場合が多いです。
企業や雇用形態によっては『ページのデザインだけを担当する』『バナーのデザインだけを担当する』ということもあるかも知れませんが、
小さな企業や個人でwebデザイナーとなる場合、ページの企画、デザイン、組み立て(コーディング)、SEO対策まで幅広く担当することになります。
- webサイトの企画・立案
- webページやそれに付随するパーツのデザイン
- HTMLやCSS(更にPHP、Javascript)を使ったコーディング
- SEO対策
- webサイトに関するトラブルシューティング
- クライアントへの分かりやすい説明と最適な提案

前述の通り、あくまで “デザインだけひたすらやらせてもらえる” 場合であればコーディングの仕事をすることは無いかも知れません。
ですが、web担当者が数名しかいないような会社や個人で行う場合は、webに関する様々な知識や業務が『webデザイナー』に『web担当者』としてまとまるといっても過言ではありません。
また、仕事としてデザインだけを主に行う場合でも、コーディングの知識があるのと無いのとではデザインの組み立て方や考え方にも差が出ます。
プロのwebデザイナーとして食べていくには、幅広い知識や技術が必要とされるのは間違いありません。

簡単になれて、それでいい感じに稼げるのなら誰でもやってますよね(泣)
webデザイナーは、未経験でも知識を身につけて経験を積めば誰でもなることができるのは確かです。
「1週間でプロレベル!」「1か月で仕事ザクザク!」なんて甘い世界ではありませんが、がんばれば自宅で好きな時間に仕事をする!といったスタイルも可能な職業です。

また、webデザイナーという仕事に年齢はあまり関係ありません。
覚えの早い20代も魅力的ですが、クライアントとのやり取りや他の制作部門との連携も多い仕事なので、社会経験を積んでコミュニケーション能力のある30代、40代からのスタートでも十分活躍できます。
そんなwebデザイナーという職業ですが、結局何をどうすれば近道なのかをぶっちゃけ解説します!
初心者がwebデザイナーになるまでの道のり
さて、webデザイナーになるためには何をすればいいのでしょうか。
答えは単純明快です!
- webページ制作の仕組みを理解する
- webページ制作に必要なソフトの扱いを覚える
- webページ制作に関する用語を覚える
- デザインの超基礎を学ぶ
- 実際にwebページを作ってポートフォリオを用意する

「未経験者歓迎」と書かれている求人があった場合、1~5の項目ができていればスタートラインとしては合格です。

webサイトの仕組みやソフト、専門用語の勉強方法
これはもう、“実践あるのみ” が一番早いです。
オススメの方法は、初心者用の本を買い、実際にwebサイトを作りながら学ぶ方法です。
「サイトの作り方」…といったキーワードでも様々なサイトや動画が出てきますが、そこで初心者の勘で選りすぐって少しずつ学ぶよりも、“プロが書いた本の手順にそって指を動かす” ことが上達の近道です。

参考書を用意して、実際にwebサイトを作ってみる
まずは作ってみる。分からなかったり、うまく表示されなければその都度確認・修正・クリアしながら確実に前に進む。
それを繰り返し行うことにより、まずは『サイト作り』の基本を身体に叩き込むことができます。
最初は本やヒントを見なければ分からなかった箇所も、段々アレンジしたものを自分で考えて作れるようになります。

必要なソフトがあれば、先行投資として購入・契約を検討してみて下さい。
私はデザインに「PhotoShop」・「Illustrator」、コーディングに「Dream Weaver」を使用しています。イラストは「SAI」で描いています。
「PhotoShop」「Dream Weaver」などの製品は高額ですが、定額で使い放題の契約をするといつでも最新版(過去版も)を利用することができます。

参考になったオススメの書籍
私が実際に使ってみて、「これはマジで買ってよかった」と思った本を紹介します。
ノンデザイナーズ・デザインブック
デザインに関して、よく考えれば “当たり前” なことも、改めてそこに注意して組み立てることはとても大切&忘れがちです。
この本に書かれている『基礎のキ』をしっかり意識することができれば、素人の域から一歩踏み出せると思います。
なるほどデザイン
こちらもデザインに関する基礎的なことを学べる本。
内容も面白く、きれいで見やすいです。オススメの使い方は「なるほどね~」で読み流すのではなく、書かれていることをしっかり理解・納得して自分の作品に活かすこと。
ふとした時に読み返したり、アイデアが必要な時にまず手に取ってみることで、この本に書かれている『基礎』をいつでも引き出せるようになっていきます。
HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト
色んな本に習ってサイト作りを勉強しましたが、この本ほどコーディングの勉強に役に立ったものはありませんでした。
「HTMLもCSSもちょっと分かるけど、なぜか私が作るとダサいんです」といった悩みも解決に導いてくれる本。

基礎からのWordPress 改訂版
これからweb制作で生きていくには、Word Pressの知識は必須です。
色んな解説書が出てますが、こちらの本がボリューム満点、超おすすめです。とにかく分かりやすい。
この本を読み込んで内容をしっかり理解できれば、仕組みから作り方まで一通り把握できます。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
SEOに関しては、まずこれを読んでおけば間違いないという本です。
SEOが何なのか分からない方から、「とにかくこのサイトをグーグルで上に表示して」と無茶ぶりしてくる営業担当に渡す用まで、幅広くオススメできます。

具体的(技術的)なSEO対策については更に勉強が必要ですが、まずはこの本を読めば『SEOってそもそも何なのか』を理解することができます。
土台ができれば、一歩を踏み出せる
しっかりと基礎・土台作りを行うことができれば、あとはwebデザイナーとしての一歩を踏み出すことができます。
「未経験者OK!」の会社に応募してみるもよし、派遣会社に登録してみるもよし(ポートフォリオさえあれば結構いけます)、クラウドソーシングを使って独自に実務経験を積んでみるもよし!

就職の際、年齢が気になる方はスキル以外のポテンシャルをアピールしてみて下さい。

技術スキルは、現場に入ればイヤでもどんどんついていきます。
その中で、失敗したりどうしても進めなくなった時に(コーディングでよくあります)、根気強く原因を突き止めることができるか、クライアントやサイトターゲットが求める良いデザインを提案しようと頑張ることができるか…などがかなり大事だったりします。
まずは基礎を固めて土台作りを行い、自慢のポートフォリオを用意するところから始めてみてください!

次回は、私がフリーのwebデザイナーになるために実際に活動したこと(やったこと全て)について解説します。